親子で災害対策と楽しい料理体験をして頂きました!(茅ヶ崎市南湖ハウスさん)
令和5年3月21日(火・祝)
茅ヶ崎市「南湖ハウス」さんで、「親子防災お料理教室」を開催しました。
5組の親子兄弟にご参加頂き、とても賑やかで、アットホームなイベントになりました。
まず前半は、防災をHAPPYに伝える防災士「まこぴ」さんが
珍しい「缶詰」や、災害の為に備えておくべき食品量を知る為の
ワークシートなどを紹介してくださいました。
そして後半は、私の担当。
1品目には、子ども達が食べ慣れない乾パンを
おいしく楽しく食べられるように改良した「乾パンチョコカナッペ」。
「乾パンチョコカナッペ」は小袋入りのチョコレートを
「体温」で溶かす所から始まります。
袋入りチョコレートを「チョコペン」のように使ってお絵描きしたり、
乾パンにノリのように塗り、子供が食べ慣れている小さなお菓子を
乾パンにトッピングしていきます。
「乾パンチョコカナッペ」の詳しい作り方はこちら。
乾パンはの大きさは、一般的に2×3センチと幼児さんがお料理するにはとても小さなサイズです。
このお料理を作る時には、様々な形や大きさのお菓子を組み合わせて作るので、
かなりの集中力や想像力が必要です。
指先の訓練にもなり、脳の発達にも良いですね!
そして肝心な災害時には、避難所で時間を持て余している子ども達に、
楽しい時間を過ごしてもらえるのではないかと思います。
子ども達は、早く食べたい気持ちを抑えつつ、コロコロ転がりやすい、細かなお菓子を
真剣な顔つきでコレーションしている姿はとても可愛らしかったです!
そして、2品目には、「令和のすいとん」を参加者全員で力を合わせて作りました。
すいとんは、関東大震災や第二次世界大戦の後、飢えから人々を救ったお料理です。
通常なら「豚汁」の具材に、練った小麦団子を落とせば、
美味しく食べられるのですが、それでは「普通のすいとん」です。
しかし、今回ご紹介するのは「令和」のすいとん。
災害食料理としての「令和のすいとん」には
こだわりポイントが3つありました。
【こだわりポイント①】
「統一感のない食材を使用」です。
それは、災害が起きた後の冷蔵庫の中に、
どんな食材が残っているかわかりませんし、
買い足すこともできません。
つまり、どんなものが残っていても、
美味しく食べられるお料理を作る必要があります。
そのためにこの日は、
「かぶ・にんじん・こまつな・里芋・フランクフルト」
の5つの食材を使ってすいとんを作りました。
きっとこの組み合わせで作られる
定番料理はないと思いますww
【こだわりポイント②】
「令和の子が好む味付け」
すいとんと言えば、味噌か醤油味が多いと思います。
野菜も色も地味で、すいとん自体がなんとなく
古臭いイメージかなと思います。
そこで、今回の味付けは
「味噌」をベースに、「カレー」をプラス!
そして、コクを出すために「バター」も少々加えました。
この味付けなら、少々クセのある野菜を使っても
子どもが食べやすいと思います。
【こだわりポイント③】
「地産地消」
今回使用した野菜はすべて茅ヶ崎産。
ソーセージも神奈川県産「夢ポーク」
私は地産地消を応援しています!
~さいごに~
本イベントはママさんのご協力もあり、
トラブルなく、とても和やかな雰囲気のまま
最後まで無事に終えることができました。
御礼申し上げます。
南湖ハウスの松本さんにも、
場所の提供、おにぎりの差し入れなど、
たくさんのお世話頂きまして
本当にありがとうございました!
南湖ハウスが茅ヶ崎市の「ハブ」として
これからもさらに賑わいますように!
参加してくれた子ども達には、
おうちでもお料理を続けて欲しいので、
ピーラーをプレゼントしました。
災害は起きて欲しくはないけれど、もしもの時や、日常生活でも
今回の内容を役に立てて頂けたら、講師としてこの上ない喜びです。